昨今の日本において、労働者の選択肢は終身雇用だけではありません。
実際に企業に勤めたうえで、退職や転職することは労働者にとっての権利です。
エンジニアの中にも、さまざまな事情で退職を考える方がいます。
もっとも一般的な退職理由は、仕事が自分に合っていないか、企業が自分に合っていないかのどちらかです。
前者はポジティブな理由と、ネガティブな理由の両方が考えられます。
今の仕事が自分に向いておらず、ミスが多くやりがいが感じられない場合があるかもしれません。
また、自分により適している仕事が見つかり前向きに退職し、キャリアを変更する場合もあるでしょう。
後者は仕事自体に適性はあってもブラック企業のため、環境の変化を望んで次の職場を目指すケースです。
具体的には、企業の経営に不安を感じたり、長時間労働やサービス残業が横行したりなどが挙げられます。
いずれにせよ退職する際は、以降の働き口や生活と同時に職場への最低限のケアも忘れないようにしましょう。
まず、独立してフリーランスエンジニアになるのでなければ、次の職場を見つけておきたいものです。
しかし、退職時に次の仕事が決まらなかった場合は、国民年金や国民健康保険などへの切り替えが必要になります。
そのため、必要な書類を前の職場からもらうことを忘れてはいけません。
そして、仕事に滞りがないよう引継ぎを行うことも大事です。
最低限の体裁と礼儀は保ち、立つ鳥跡を濁さずを心がけましょう。